伝検とは
日本の伝統文化を総合的に学び、 世界を魅了する「日本の価値」を知り、 日本の素晴らしさを伝え、 日々の暮らしに取り入れ楽しみます。
日本の伝統文化について、歴史、カタチや技だけでなく、その内面にある存在価値を深く知り、それを通して今ある私たちの文化のあり方を見つめ直します。
そこから見えてくるのは、世界における「日本の価値」。
アイヌや琉球の文化も含め、日本が失ってはいけないもの、
日本のこれからを考える上で大切な視点を提示します。
日本人も意外に知らないそのルーツや、他文化との関係から違いまで、 工芸・建築・食文化・芸能など、多様な分野にわたる日本の伝統文化を学びます。
学習・出題範囲は
工芸・文化の8分野
古くから日本に伝わる技と美を、公式テキストで詳しく、幅広く学んでいただきます。
国や都道府県が指定している伝統工芸品等の主だったものについて概要も説明します。
伝統文化に普段接することが多い方も、初めて学ぶ方も、新しい発見があるはずです。
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陶磁器・ガラス
実用性と美しさを兼ね備えた「陶磁器・ガラス」のそれぞれの歴史・文化・各産地の特徴など学ぶ
陶磁器、ガラスは、単なるうつわではなく、日本人の美意識や精神性を表すものとして、日々の暮らしの中に存在し続けています。日本古来の技術を継承する各地の陶磁器の歴史や特徴などを学びます。
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金工・木漆工
仏教伝来とともに発展し、日本建築や茶道文化を支えた「金工・木漆工」を学ぶ
仏教文化の伝来とともに技術や素材が発達し、その後、貴族社会や武家社会の発展の中で発達してきた金工、木漆工では、伝統建築から美術品、暮らしの道具まで多くの工芸品が作られています。その素材の特徴や、産地、歴史、使用方法などを学びます。
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和紙・染織
世界が認める日本の伝統素材「和紙」と着物文化を支える日本各地の「染織」を学ぶ
書く紙としてだけでなく、襖や照明といった建築資材、扇子、懐紙など、さまざまなものに使用されている和紙に加え、日本の民族衣装である着物文化を支える染織について、産地別の歴史や特徴、季節や暮らしに沿った使い方などを学びます。
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建築・庭園・美術
日本庭園の美・伝統建築の技とその文化や時代ごとの美術様式、美術品・鑑賞施設まで学ぶ
四季折々の美しさを奏でる日本庭園や匠の技が光る伝統建築、「枯山水」に見られる禅の思想、世界の芸術家に影響を与えた浮世絵について、それぞれの歴史的背景や楽しみ方のほか、文化遺産、観光名所、美術館などについて学びます。
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伝統色・文様
美しい日本語で綴られ、それぞれに意味を持つ「伝統色」や「文様」から日本人の感性を学ぶ
四季がある日本で、日本人は豊かな色彩の中で暮らしています。伝統的な産物や自然から生まれた色名があり、吉祥文様といった文様にも意味があります。こうした色や模様に加え、それらに込められた日本人の美しい感性を学びます。
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茶道・和菓子・日本茶
利休が究めた「侘び寂び」や茶道の歴史と作法、和菓子や日本茶などの「おもてなしの心」を学ぶ
「おいしい一服のお茶を」。茶の湯は長い年月をかけて磨き抜かれ、その中で日本人の自然観や美意識などが継承されてきました。四季折々の美しい和菓子、茶道具の美に加え、千利休が説き、日本人の心に根付く「おもてなしの心」を学びます。
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食文化・歳時記
ユネスコ無形文化遺産に登録された「日本食」。四季折々の日本の伝統行事など「歳時記」を学ぶ
四季があり海に囲まれた日本の独自の食文化は平安時代に始まったといわれています。正月や節句といった歳時記と、和食文化の発展・歴史、産地、しきたり、礼儀など、グローバル化時代にこそ必要な品格ある「和」の心・作法を学びます。
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芸能
日本の三大古典芸能「能楽」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」。歴史から舞台・衣装、鑑賞の楽しみ方を学ぶ
ユネスコ無形文化遺産に登録され、海外からの人気も高い日本の三大古典芸能「能楽」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」。洗練された独特の様式美は現代劇にも影響を与えてきました。それぞれの特徴や起源、歴史のほか、舞台や衣装、主要演目のあらすじや見どころを学びます。
伝検の級とその内容
伝検は3級、2級、1級の3クラスで構成。
「さらに深く日本の伝統文化を学びたい」という学習意欲を満たすことができます。
検定合格者に「認定証」発行
協力施設などでの特典サービス
検定合格者には認定証を発行し、それぞれの級に応じた称号を付与します。 その他、合格記念グッズ(有料でのご提供)、協力施設などでの特典サービスをご用意します(順次拡充)。
CBT試験とは
CBTとは「Computer Based Testing(コンピューター ベースド テスティング)」の略称で、コンピューターを使った試験方式のことです。
※伝検では、株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(CBT-Solutions)のCBT試験サービスを採用しています。
CBT試験の特長
- ①受験者は、試験開催期間中、好きな日時で受験できます。
- ②自宅や職場から近いテストセンターを選択して受験することができます。
(47都道府県のすべての県に国内最大300カ所以上のテストセンターがあります) - ③急な予定が入っても試験日の3日前までなら、日時や会場の変更が可能です。
(同一の試験開催回での変更になります) - ④テスト終了後、すぐに合否の結果が判明しますので、結果を待つ時間がほとんどありません。