秋の夕暮れ時に青い空と日暮れの赤が混じる空の色は何と呼ばれているでしょう。

紅掛空色(べにかけそらいろ)

うっすらと赤みを帯びた淡い空色が「紅掛空色」です。夕暮れ時に、青い空と夕日の赤が混ざり合った色で、藍で下染めした空色の上から紅花を重ねて染める染色法から名付けられました。このほかにも、夜が明け太陽で白み始める空を「曙色(あけぼのいろ)」、晴天の澄んだ空を「天色(あまいろ)」、夕方のほの暗い空を「瞑色(めいしょく)」と呼ぶ表現もあり、季節や時間の移ろいを踏まえ、美しい日本語で空の色を表しています。

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